1986年発売のMDR-CD900をベースにプロ用に1989年に発売したものがMDR-CD900STと言われてたりするが、実際はスペックはMDR-CD900もMDR-CD900STもほぼ同じ、外装に若干異なる部分もありますが、型番が違うだけといって良いでしょう。
外装の違いはMDR-CD900はLRともに金色表示なのに対し、MDR-CD900STはL青・R赤表示となっていているところで、MDR-CD900はコンシューマ向けの型番、MDR-CD900STはスタジオ向けというわけです。
MDR-CD900もMDR-CD900STも音が両耳の近くで鳴る特徴があり、原音をそのまま再現するため、微細なノイズさえ漏らすことがなくスタジオや放送局で広く使用されています。
MDR-CD900はMDR-CD900STにその良さを引き継がれて、発売から30年以上経った今もスタジオや放送局などで使われ続けて唯一無二のヘッドフォンの地位を築いています。
MDR-CD900とMDR-CD900STのスペック
MDR-CD900とMDR-CD900STのスペックは下記のようになっていて、ほとんど同じです。
MDR-CD900のスペック
型名 | MDR-CD900 | |
---|---|---|
形式 | 密閉ダイナミック型 | |
ドライバーユニット | 40mm、ドーム型(CCAW採用) | |
最大入力 | 1,000mW | |
インピーダンス | 63Ω | |
音圧感度 | 106dB/mW | |
再生周波数帯域 | 5~30,000Hz | |
コード長 | 3m | |
コードの太さ | Φ4.0mm | |
プラグ | ステレオ標準プラグ | |
質量 | 約230g(コード含まず) |
MDR-CD900STのスペック
型名 | MDR-CD900ST | |
---|---|---|
形式 | 密閉ダイナミック型 | |
ドライバーユニット | 40mm、ドーム型(CCAW採用) | |
最大入力 | 1,000mW | |
インピーダンス | 63Ω | |
音圧感度 | 106dB/mW | |
再生周波数帯域 | 5~30,000Hz | |
コード長 | 2.5m | |
コードの太さ | Φ4.0mm | |
プラグ | ステレオ標準プラグ | |
質量 | 約200g(コード含まず) |
MDR-CD900とMDR-CD900STはスペック的にはほぼ同じです。
(写真、スペック内容など、公式サイト・ニュースリリースを参照し引用)