祇園祭では33基の山鉾が巡行していますが、
そのほかに「休み山」と呼ばれる巡行していない山鉾があり、
その一つに鷹山(たかやま)があります。
鷹山は、1826年の巡行の際に大雨にたたられ
懸装品(けそうひん)が汚損したという理由で、
以来195年余りの間、休み山となっていました。
その鷹山が、来年2022年の祇園祭での巡行復帰を
目指して今年5月24日、1826年以来初めて水引や胴掛で飾り、
ご神体人形を乗せた姿を披露しました。
この記事で書かれている内容
鷹山が山鉾に復帰・祇園祭
「鷹山」姿現す 196年ぶり祇園祭山鉾巡行復帰へ(産経新聞)#Yahooニュースhttps://t.co/2anlUR5CbU
車輪と車軸は船鉾から、櫓(やぐら)は菊水鉾、車軸の上で櫓全体を支える石持(いしもち)は放下鉾から譲り受けた。
すごい!山鉾の"麒麟"みたいだ!!— 八代・睦月十四郎@綾傘鉾囃子方 (@mutsuki14law) May 22, 2021
来年の祇園祭の山鉾巡行で、196年ぶりに復活する「鷹山(たかやま)」の本体に24日、地元の保存会がご神体や懸装品(けそうひん)の一部を取り付け、報道陣に公開しました。https://t.co/G0KwB4iVbc
— NHK科学文化部 (@nhk_kabun) May 24, 2021
祇園祭「鷹山」約200年ぶりに化粧姿よみがえる 「他の山鉾にないドラマチックな構成」来夏巡行へ https://t.co/VY9SAgtS3e
— 京都新聞 (@kyoto_np) May 24, 2021
鷹山は、巡行は来年2022年の祇園祭で復帰する予定で、
祇園祭の後祭(あとまつり)での山鉾巡行を目指しています。
鷹山の巡行は来年夏に見送られました。
祇園祭の後祭は、7月14日から16日が宵山行事で
17日が市中を山鉾巡行する前祭(さきまつり)に対して、
7月21日から23日が山行事で24日に山鉾巡行します。
一般的には山鉾町が主催する「宵山」と「山鉾巡行」
の行事が「祇園祭」と認識されることが多いようですが、
「祇園祭」は、7月1日から7月31日までの期間全体を指し、
祭事としては1日に八坂神社で行われる「吉符入」長刀鉾町稚児お千度が最初の祭事で、
31日に八坂神社境内摂社 疫神社で行われる
「疫神社夏越祭」が祇園祭の最終公式行事とされています。
祇園祭の山鉾巡行は今年もまた中止
【関西のニュース】祇園祭 「鷹山」報道陣に公開 来年の山鉾巡行で復活へ https://t.co/N8OPUVxg3n #nhk_bknews
— NHK大阪 報道部 (@nhk_bknews) May 24, 2021
残念ながら、コロナ感染症対策のため、
祇園祭の山鉾巡行は今年もまた中止となることが決定しています。
今年の祇園祭のすべてが中止となるのではなく
規模を縮小し、神事のみ執り行われるとされています。
7月1日の「吉符入」にはじまり、
14日から16日と21日から23日の「宵山」、
16日の「石見神楽の奉納」、
17日の「神幸祭(神輿渡御)」と24日の「還幸祭(神輿渡御)」、
24日の「花傘巡行」、
31日の境内摂社「疫神社夏越祭」で幕を閉じるまで、
1か月にわたって、各種の神事と行事が催される予定です。
まとめ
今回は、鷹山が約200年ぶりに復帰する祇園祭の山鉾!今年も巡行はまた中止、
と題して、ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
祇園囃子「コンチキチ」が鳴り響く一か月、
京都の街は祇園祭で暑い暑い毎日が続きます。
山鉾・鷹山については、来年夏の山鉾巡行を楽しみにしましょう。