女性の看護師が転職をする場合、自分で求人を探す方法以外で、ハローワーク(公共職業安定所)やナースではたらこ(ディップ株式会社)を利用する方法があります。
でもハローワークやナースではたらこにはそれぞれどのような特徴があるのか、どちらを利用すれば自分にとって良い条件で転職できるのか分からない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回、女性の看護師が転職するならハローワークとナースではたらこの違いを徹底比較!どっちがおすすめか利用者など調査!と題して、ハローワークとナースではたらこがどのように違うのか、それぞれの特徴やメリット・デメリットから看護師の転職におすすめの方法を紹介していきます。
この記事で書かれている内容
【ハローワークとナースではたらこ】どっちがおすすめ?
先に結論を書いてしまうと、看護師が転職をする場合、ハローワークとナースではたらことではナースではたらこを利用するのがおすすめです。
その理由を解説してゆきます。
【ハローワークとナースではたらこ】探し方や求人数、サポートの違いを比較
探し方で比較
ハローワークは基本的に自分で探すことになります。
ハローワークでは登録されている転職情報がハローワークのデータベースに入っているので、ハローワークにあるパソコンか、自分のパソコンやスマホからハローワークの求人サイトに入って、登録されている転職情報から自分で探すことができるようになっています。
それに対して、ナースではたらこでは担当者が付き、専任のキャリア・アドバイザーが自分の経歴や資格、転職先の希望条件などに見合った求人情報/「非公開求人」も紹介してくれます。なので、自分で探す必要はありません。
どちらも、興味のある求人情報があれば、そこに応募するという流れになります。
求人数で比較
ハローワークとナースではたらことでは求人情報の数に違いがあります。
ハローワークとナースではたらこを比較すると、圧倒的にハローワークのほうが多いです。
厚生労働省の「公共職業安定所(ハローワーク)の 主な取組と実績」では、令和5年度の実績として、ハローワークの新規求人数は1027.5万件となっています。
これは転職者を求める企業が無料で求人を登録できるからです。
これに対して、ナースではたらこではナースではたらこの担当者が求人を集めてくるため、登録数はハローワークほど多くありませんが全国各地の医療機関情報を網羅。日本最大級、看護師さん専門の転職・求人サービスと言われています。
「ナースではたらこ」は、「はたらこねっと」「バイトル」などでおなじみの上場企業(東証一部)で、「総合求人情報ポータル」の老舗であるディップ株式会社が運営しています。
サポートで比較
ハローワークとナースではたらことではサポートでも違いがあります。
ハローワークでは求職者の履歴書・職務経歴書の内容や資格に合わせて、個別相談や向いている仕事を考えるための適性検査などのサポートを用意しています。
求人を紹介してもらうことのほか、転職活動の個別相談ができたり、転職先での職場環境に関する相談も受けて貰えます。
さらにハローワークでは転職するために必要なスキルや知識が学べる職業訓練も実施しており、これを受講することもできます。
職業訓練の費用は基本的に無料になっており、各自の負担はありません。
これに対して、ナースではたらこでは、専任のキャリア・アドバイザーが自分に合った求人情報探しから、採用されるまで、一貫してサポートを受けるのが基本的な流れになっています。
なので履歴書・職務経歴書など応募書類の書き方や添削、面接時の受け答えなどの練習、実際に面接を受ける場合の日程調整はもちろん、給与や勤務地などの交渉など、自分だけではやりにくいこともすべてがサポート対象になっています。
不採用になった場合も、なぜ不採用になったのかを診断もしてくれるので、次の応募にも役立てることができます。
【ハローワークとナースではたらこ】特徴の違い
ハローワークの特徴
厚生労働省のHPでは、ハローワークの特徴は、求職者に対し就職活動の進め方や職業選択・職業生活設計などの相談(キャリアコンサ ルティング)を行う他、全国ネットワークを活用した職業紹介するとなっています。
憲法に定められた勤労権の保障のため、障害者や生活保護受給者の方など民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者や人手不足の中小零細企業を中心に、国が無償で支援を行う雇用のセーフティネットの中心的役割を担うと明記されています。
基本的な利用方法は、全国に設置されたハローワークで求人情報を自ら検索し、自身の希望に合った企業への応募ができます。無料で利用することができ、さまざまな業種職種での転職情報を取り扱っていますので、職種にとらわれずに転職活動に利用することができます。
ナースではたらこの特徴
ナースではたらこは厚生労働省の認可を受けた有料職業紹介事業であり、民間企業によって運営されています。
そのため、自分が求める転職先や職種に合わせてナースではたらこを選び、専任のキャリア・アドバイザーによるサポートを受けながら転職活動を行います。
業界に特化した経験豊富なキャリア・アドバイザーが自身の転職をサポートしてくれるので、自分の資格や強みを一番に発揮できる求人先に応募することが可能です。
ハローワークの求人票に記載されていない内部情報を教えてもらえることもあります。個人では確認しづらい職場の雰囲気や社員の環境など、事前に知ることができます。
また、ハローワークなどには非公開の質の高い求人も多く、待遇面でも期待ができます。
ナースではたらこでは、求人が公開されていなくても、求職者が働きたい医療機関を指名すれば最新の求人状況の確認・紹介を行う「逆指名」の転職支援も行っています。
【ハローワークとナースではたらこ】それぞれのおすすめな人
ハローワークがおすすめな人
ハローワークは、とにかく無料で、個人負担の無いことを条件とする人に向いています。
ハローワークの求職申込書に必要事項を記入して、登録してもらいます。
求職申込書には、基本情報(氏名、住所、電話番号)などのほか、希望条件、プロフィールなどを記入するようになっています。
登録後は、ハローワークに登録されている求人情報をパソコンやスマホなどで検索が可能なので、ハローワークに登録されている日本全国の求人情報を自ら検索することができます。
気になる求人先が見つかれば該当画面を印刷し、ハローワークの相談員に面接のセッテイングを依頼できます。
自分の条件に合った求人情報を自分で探したい人におすすめできます。
ナースではたらこがおすすめな人
ナースではたらこを利用するには、まずナースではたらこに登録しましょう。
登録方法は、ネットでの登録が便利で、ナースではたらこの公式サイトで登録画面が用意されています。
自分の経歴や資格、転職先の希望条件などを登録します。
登録後は、ナースではたらこのキャリア・アドバイザーと面談を行い、自身の経歴のほか、転職に求めている条件などを深堀し明確にしていきます。
ナースではたらこが、希望に合った求人情報を教えてくれます。自分で検索する必要はありません。
教えてくれた求人情報の中から、求人を選んでナースではたらこ担当者に伝えると、面接の日程調整をしてくれます。
女性の看護師が転職するならハローワークとナースではたらこの違いを徹底比較!迷ったらこっち
今回の記事では、女性の看護師が転職するならハローワークとナースではたらこの違いを徹底比較!どっちがおすすめか利用者など調査!と題して、それぞれの探し方や求人数、サポート、特長やおすすめな人などを紹介しました。
筆者の結論としては、女性の看護師が転職するならハローワークとナースではたらこのどちらを選ぶかを迷ったらナースではたらこをおすすめします。
理由は簡単です。女性の看護師が転職後、長く勤めることを考えるからです。待遇面など自分に合った求人先を客観的に選んでもらえることも大事だと考えるからです。
その上、多くの看護師さんに支持され、満足度第1位!となっています。
(調査機関:楽天リサーチ 2015年4月/20〜40代)
それでもハローワークとナースではたらこ、どちらが良いかが分からない場合は両方選択するのもありです。併用して比較検討する時間的手間はかかりますが、希望に合った転職先を見つけましょう。
(画像やサービス内容など、厚生労働省やディップ株式会社のホームページとニュースリリースを参照し引用しています。)