車中泊で簡単な食事は、その土地の季節弁当がおすすめです。高速道路のサービスエリアの売店などでもその地元の弁当を出しています。名物ものが売られていることもあります。道の駅などでは、弁当や総菜のほか、その土地で収穫した食材なども販売しています。
安全の為に生ものは避けて、飲料と共にいただくのが楽しく食べられるおススメの方法です。シガーソケットやサブバッテリーから電気をとって使える湯沸かし器があるのでしたら、お味噌汁やカップ麺なども用意することができるのではないでしょうか。
車中ご飯でコンロを使えるか
車中で火器を使うのは危険です。車中泊での食事は調理もしたいのでコンロを使いたいという人もおられると思いますが、ガソリン車の場合はとくにリスクを伴います。YouTubeの動画などでは、車中でコンロを使い、調理しながら食事を楽しんでおられる人も多いようですが、ガソリンを積んでいること、もしも引火したら大変なことになることが想定できます。
もしもリスクを承知で使用するなら、火器からの炎が周囲や天井との距離が十分にとれるように配慮して、火災や換気に十二分に注意しながら、けっして火器から離れないようにして行なうことです。
火器を使用する場合は、車中で調理するのではなく、後部座席のうしろのリアゲート使って、車外に立った姿勢で行うほうがよいです。
食事用にアウトドア用品のテーブルや椅子を用意し、そこで食事をするようにすると楽しい食事ができると思います。ただし、道の駅やRVパークでは車外での炊事や食事はできません。
車中泊のおススメな場所探しは
車中泊できる場所は、ネットで、みんなでつくる車中泊マップ、全国車中泊マップ、などを参考にしてみてください。いろいろな車中泊に便利な情報を得ることができます。
トイレが24時間使えるところがベターです。風呂は旅の途中で温泉を探せば、済むことです。温泉を探す楽しみもあるでしょう。
長期間の旅の場合は、キャンプ場でテントを張り、その中でゆっくり寝る日を作ったほうが、疲れも取れて、おススメです。オートキャンプ場なら、借りたサイトの中に車も入れることができます。キャンプ場によっては、テントの貸し出しもあります。利用してはいかがでしょうか。
炊事場や手洗いなども完備している所が多いので、車中泊にこだわらず、安全衛生やのびのびと体を休めながら、旅を楽しみましょう。
食事の際の座席の使い方
食事の際は、シートを倒して、室内を広く使おうとするのも方法ですが、後部席を倒してフラットにすると通常より座面が上がってしまい室内の天井までの高さが減ってしまって、そこであぐらをかくと前かがみになってしまって、食べづらい人が多いのではないでしょうか。
車内で食事したい場合は、後部席か前の席でふつうに座って食事するほうが、座高的にはすこしでもゆとりが取れると思います。
運転席の私は、ハンドルに取り付けるタイプのハンドル用テーブルを手に入れました。これだと、両手が使えて、食べやすいです。
車中泊のときの寝る姿勢
ついでに言っておきますが、車中泊のときの寝る姿勢ですが、新幹線などのグリーン車や飛行機のファーストクラスの座席を使って、シートを後ろに傾けて寝るにことには一時的ならまだしも、長時間や何日もにわたると体によくありません。
災害時などで罹るエコノミークラス症候群がそれを指します。椅子に座る形で、シートを後ろに傾けても、無理な姿勢を続けているとエコノミークラス症候群に罹ると言われています。
また、シートを倒すだけでは、凹凸があると寝苦しく、これもあくまで一時的な仮眠用にしかなりません。
助手席だけでもシートを倒して後部座席もつぶして、寝ねる空間をつくるべきです。そして、シートを倒したときの凹凸を無くすためには、膨張式のエアマットか、ベッドマットを敷くべきです。こうすることで、さらに上にシュラフを敷くことで体を休め、ゆったりと寝られるようになります。
どんな上等な車であっても、シートを倒すだけではまともに体を休めるような睡眠をとることはできないと思います。一工夫、ふた工夫、そして実行。体をラクに休める、簡易シートベッドをつくってみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、車中泊でおススメの車中ご飯や泊りの準備、と題してご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
車中ご飯は旅の一部なので、ぜひ旅先でのその土地の美味しいものを楽しみたいです。ホテルに泊まるよりずっと安い車中泊だからと言って、その点はおそろかにしないほうが、よいと思います。手軽に買えるその土地のお弁当や総菜のテイクアウトを活用しましょう。